2023年7月25日火曜日

落ちる

 晴れたら釣りに行き、雨が降ったら竹竿を作る。本流メインの釣りだから、濁りが入るとどうにもならない。全道にわたっての集中豪雨は各地の本流での釣りを難しくさせる。釣る場所がない。 

部屋が蒸し暑くなると竹の曲げ伸ばしなんかはしたくなくなるし、カンナをかけると汗だくになる。ただ、北海道の恩恵もあり、朝夕は少し涼しくなるので、合間をみながらやってみた。


トンキン竹の仕上げ削りは初めてのこと。ただ、多少硬いぐらいで、逆に逆目ザックリがあまりない?それよりも節周りの修正をもっと丁寧にやらないと、途中でリカバリーしづらい。貼り合わせのときの隙間につながる。

それでもスタンレーの仕上削りカンナが思いの外使いやすかった。逆目で入るのは材料の問題もあったかもしれない。


もう馴れた作業とたかをくくっていた。節の処理を最後まで適当にしてしまった。さらに、接着剤、けちりすぎた。乾燥後、ところどころにグルーライン出てる。もう悲しみしかない。

KRボンド ブランク5本で主剤30gギリギリ。修正はしたけれどどうなることやら。もっと精度を上げて削る、接着剤たっぷりつける、きつく巻き付ける。まだまだ修業がたりない。

乾かしている間に気持ちを切り替えて次の下ごしらえに入る。節合わせをして、長さを整えて、太さも調整して、あとは曲がり直しと荒削りという所まで来て、ティップの一本の節部分に竹枝跡が。ああ、予備ないのに。材料取りに失敗した。


こんな失敗を続けてしまうと、かなり落ちる。



まあ、まだ竹はあるので、次の下ごしらえに入るとしましょうか。

2023年7月10日月曜日

冷たく暑い 夏アメマス

 週末に向けて新しいフライを巻いてみた。

バーバラーバというフライがよく釣れて簡単に巻けるので、真似していたのだけれど、もう少しだけテレストリアルっぽくしたくて羽を載せてみた。久しぶりに良い感じとなる。

テムズの店長から、フライに名前をつけると格が上がる、なんて聞いたので帰り道に考えてみた。


バーバGP





なんだか格好悪い気がする。


オリジナルフライのセンスと一緒で考えすぎて悪い方向に行っちゃうタイプ。下から見ると虫っぽくて良い感じなのだけれど。


この2つのフライを持って本流へ向かった週末。行くまでは釣れることしか想像してなかった。最初のポイントの長いランを流し終えたあとで、実は激戦区で魚の顔を見れることのほうが難しいことを思い出した。


それでも最後のところで久しぶりにアメマスに会えたのが嬉しい。きちんとバーバGPを咥えてくれたカワイイヤツ。


次のポイントでは流れの筋が複雑でフライラインが思うように流れない。方向やリトリーブなど色々考えても出なかった。

減水気味なので川は下りやすい。もう少し先の瀬と深みを新規開拓してみよう。少しばかり下ったあと、流れの筋を跨ぎながらキャスト、筋を越えてもスイングするように。何度か思うように流せたとき、小さいながらもまたアメマスに出会えた。


いつもだったら諦めるところ、昼前の30℃越えの中、涼みたくて水に浸かる。それでものぼせてしまう。そんなフラフラしたときのアメマスは、サイズではない心地よさを感じさせてくれた。







バーバGP、行けそうな気がします。