いよいよベストシーズン、欲深い釣り人は北に東にと忙しい。その分釣れるのか?というと疑わしいもの。
この時期はウグイが多いことを忘れていた。生命感を感じるのはほぼウグイ。なかなかのファイトにジャンプまでするものだから慌ててリールを巻き取るとドロッパーにダブルで掛かっていたり。ウグイの首は短い。たとえ重くても首振りが小さいのはほぼウグイである。
悔しいのは首を大きく振って銀色の魚体を見せる魚にはかなりの確率でフックアウトされてしまうこと。
なかなか狙った魚にであえないと虚しくなることもある。キャストがおざなりになることもある。ただ、気づくと釣りをしている時間は以前より格段に増えている。
帰る前には良いキャストとスイングができた。すると珍しくイトウの幼魚が来てくれた。
日帰り遠征の翌週。金曜日昼から休みを取って東にむかう。SNSで知り合った方とコンビニで落ち合って釣り場へと向かった。残念ながら最初の場所は増水して釣りにならない。次に向かったところは夕暮れということもあり雰囲気はよい。先に釣り下ってもらいながら。とても気持ちの良いキャストをする方で、岸際まで丁寧に探っている。上手な人の釣りを見るととても刺激を受ける。しかしここでもウグイが基本となった。
下のランを後ろから流しているとき。根掛かりのように止まって首を振り出した。低いジャンプをしつつトルクのあるファイト。しかし強烈な疾走などはない。ジワジワと糸を引き出す感じ。もしかしてウグイ?半信半疑ながら、そのトルクからイトウのファイトを連想してしまう。
意外なほどにすんなりとよってきた魚だった。ネットもないので岸際にてハンドランディングできた。
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