北海道の本流、夏にかけてのキーワードはヒゲナガにある。捕食のスイッチがヒゲナガにロックオンされるとカゲロウパターンや小さめのニンフどころかストリーマーやイントルーダーだって見向きもされなくなる。フライサイズもウェットフック6番以下にまで小さくなっていった。
今年はヒゲナガに向き合う十勝だった。黒で釣れたり、小さめのウェットであたるのだが、すべてヒゲナガをキーワードにすると読み解ける気がする。
今週も向かうのか。一人でも行くつもりだったが、熊を考えたら絶対に2人以上。お声がけいただいたのもあり、ご一緒させていただく。前日に慌てて2本だけフライを巻きたした。
川の流れ、コンディションは賭けかもしれない。この間全然雨が降っていないし、かと思えば夜には雨。想定外のコンディションの中、ヒゲナガのハッチとライズが始まった。
ライズが多いことはチャンスかと思いきや、実は意外なほどに釣れない。手を変え品を変えとなることが多い。日頃本流で砂粒を拾うような釣りをしていると、狙い撃つような釣りはなかなか難しいもの。それでもようやく反応があった。やっぱり意識はヒゲナガか。
11'6" bamboospey