真竹よりもトンキンのほうが癖が少ない。トンキンは固いが節回りの癖もパターンがある。
最初は曲げ伸ばしをヒートガンでやっていた。これが一番効率がよい。焦げ付きもない。ただし電気代が非常に気になる。竿1本作るのに6時間稼働とかはさすがにヒートガンにも負荷が高いだろう。
アルコールランプは一箇所を集中して熱すると焦げる。かと言って熱する時間が少ないと曲がらない。上手く分散させながら曲がりやすくなるポイントまで温めるイメージ。少しだけコツを掴むとどうにか使い物になるようになった。
長さを揃えた竹を曲げ伸ばし、側面や節回りも整えてまっすぐにする。
しかしすぐに暴れだす。
表面をフレーミングしながら再度曲げ直しする。
落ち着いたと思ったらまた暴れ出す。
表面の段差を微調整しながらなおす。
丁寧にそろえないと、いざ削るときに節回りで不整合が生じる。ミリングマシンやプレーニングフォームはそんなに器用な道具ではないことを経験した。
やれることはなんでも何度でも修正して直しながら工程をすすめる。
これを3peace×6本、さらに品質安定のために2本分を一度にやるので36本やる。
かくして曲がった竹を見ると直したくてウズウズする曲げ伸ばしマニアとなった頃に終了する。これでようやく表皮を削れる。
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