2012年10月22日月曜日

Turbidity 13

水位は前回よりも20cm程度高い。
濁度は一時40を超えていたものの13まで下がっている。
あいにく週末は雨の予報だがこれからもっと濁度が下がると思い込んだらいかずにはいられなかった。

股のあたりの水漏れを前日に補修したクタクタのネオプレーンウェーダーを車に詰め込む。もうそろそろ買い替えの時期かもと物欲がもちあがるも、リールが欲しかったのでは?と自分を戒める。いや、結局買ってしまうのだから戒めてなんかいない。本当に釣りは物欲との闘いである。あぁ、モンベルの5mmネオプレンウェーダーなんかは品質の割に安くてよさそうだ。リバレイのスパンチュラは高いけれど信頼度が高いことだろう。どちらにしようか。

あまり思わしくない天気の中、気持ちだけははやる朝。



濁りがきつい。現地で思わずうなってしまう。それでもなんとかフライは見えるはずと釣りを始める。一つ目のポイントでかすりもしなかった。二つ目のポイントでもかすりもしなかった。三つ目のポイントで遡上してきた鮭を蹴散らしながら歩いたけれどノーリアクションだった。


誰もいない。

当然だ。雷警報がでているぐらいだし。
途中昼寝をはさみながら昼過ぎに四つ目のポイントへ。いつもなら必ず人がいるところここでも誰もいない。
遠くで怪しく唸る空。雲のスピードが速くなり、後方から黒い雲に追いかけられるように釣り下る。それでも赤黒金のフライに期待を込める。ゴミも相当流れているだろう流れの中、少しでもシルエットがはっきりしたフライがいいだろうと結んだ。泳ぎは上々。条件は最低。こんなときは緩い流れを探れと誰かがいっていた。いつもの着き場にはいないみたい。ランの終わりに期待をかける。たまに雷が光るようになってきた。いよいよストップフィッシングか?


ランの終わりかけてククンときた。軽く首をふる。小さい。でも、よくこんなときにフライを見つけてくれたものだと嬉しく思う。銀色がみえる。でもどこか走りがウグイっぽい。口元がコイ科の魚っぽくないか?いや、イトウだ。30cmぐらいの幼魚だった。これは間違いなくネイティブだ。この川でニジマス、ウグイ、鮭ときてイトウまで釣れた。サイズこそ小さいけれど、天然の魚が釣れたことに嬉しさを感じてしまう。本流はなにが釣れるかわからない。だから面白い。

雷を嫌って車に戻った瞬間土砂降りになった。雷注意報を心配して電話をくれた家族のためにも日帰りすることにした。こんなに土砂降りで雷がガンガン光ってても、明日には濁度がさがるんじゃないかと思いこんでしまう。後ろ髪ひかれつつ帰路につくこととする。いくら厳しくてもどんな場所でも釣る気が失せなかった自分を確認できた。結果的にはまた濁度が40を超えたので戻って正解。

それでも濁度13は十分釣りになることを知った10月。

2 件のコメント:

  1. エンゴサク2012年10月27日 8:29

    おはようございます!
    ネオのウェーダー、股のあたりから浸水するのはメーカーを問わず共通なのでしょうかね~。おいらも9年目で同じ症状になりました。それにしてもイトウも出るとはびっくりですね。背中は水の色、側面はシルバーメタリックないい色合いです。

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  2. こんばんは。エンゴサクさんは9年も使われたのですか!そんな話を聞くとちょっと予算を奮発していいのを・・・・・と迷ってしまいます。

    イトウは偶然つれて自分もびっくりしました。鱒の体色にウグイの口でしたよ。今度は大きくなってからかけてみたいものです。

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