今回はようやくどうにか。運がよかったとしかいいようがない日。
フライはいつもの初夏セット。ヒゲナガの時期、どちらも良く釣れる。ワンパターンであることと、根がかりで2個同時にロストするのが惜しい。
しつこく流してようやくでた虹鱒。大きな跳躍を2回も繰り返してひやひやした。鼻先に黒い針がかろうじてかかっていただけだった。
ピンと大きくはった鰭と産卵を終えた尾びれ。力を取り戻した虹鱒は素晴らしかった。
一度場所をかえて、もどってきてからの1匹。サイズは小さくてもセッジパターンで釣れたことに小さな喜びを感じる。
去年は1匹も釣れなかったのに、この日だけで3匹もつれたアメマス。傷あとが痛々しいが元気いっぱいの夏アメマスだった。太くて強いアメマスはナイスファイター。これもセッジパターンだった。
「11時がいい」とはきいていたけれど、大きなカゲロウの羽化が続く中、1時間ぐらい釣れ続けた。
ややワンパターンでマンネリとなったので、場所を移動した。今日は人が多い。めぼしいポイントはだいたい車で埋まっている。あちこち移動して最後に水が多くて濁り気味のヒゲナガが目立つポイントへ。水かさが増して流れも強い。人がいないのもうなずける。
水色にげんなりしながらも流す。こういった条件では岸際がいいはずと丁寧に流す。そんなときに今年初めて見たヒゲナガに気を取られていたとき、流し終わりにグン、ときた。
のそのそと手前によってきて、下流へと戻りながら首をふる。これはいいサイズだ。流れが強いので心配しながらもライン処理はうまくいった。何度か流れに突進するも、うまくテンションは保っている。どうしようか思案してたとき、ふっとテンションがなくなった。
釣れた魚より、逃がした魚のひきを何度も反芻する。もうこれで十分というぐらい釣ったとしても、あの流れで獲れなかった魚を思い返すと、またもう一度と、足が向かう。そして、また同じポイントで悔しい思いを繰り返すこととなる。去年から何度ここでバラシたことだろう。自分の下手さ加減にげんなりしてしまう。もうここではいい魚をあげることはできないのだろうか?
いや、次回こそ、この手に。
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