先日見たワインについてのYouTubeで、これができたら楽しみ方が中級者、というのがあった。否定的なストレートな表現をポジティブに表現するというもの。
例えば、
「酸っぱい」ではなく、「酸が豊か」
「渋い」ではなく「豊富なタンニン」など。
たしかにひどいワインの格が上がる気がする。
本流釣りだとどうだろう。
「曇り空」→「1日中チャンスがある天気」
「秘密のポイント」→「ミッフィの口を守りたくなる釣り場」
「先行者がいてがっかり」→「人気がある実績ポイントなので人がいても釣れる」
「案の定釣れない」→「流れや地形が把握できたので次は釣れる」
つなげてみる。
「寝坊して着いたら曇り空。先週見つけたはずの秘密のポイントには、先行者が2名もいてがっかり。あとから2度も流したが案の定釣れない。」
「気温が下がってゆっくりと家をでた。日差しが秋にかわり、1日中チャンスがある天気だった。先週見つけたミッフィの口を守りたくなる釣り場には、先行者が2名もいた。人気がある実績ポイントということなのだろうから、先行者がいても釣れるはず。2度ほど流して流れや地形を把握できたので、次回は釣れる。」
このポジティブさが本流釣りには必要ではないか。
減水気味だが悪くない。インターのスカンジラインにファストシンクのポリリーダー、実績のあるドロッパーシステムで頭から流す。アンカーが切れ気味だが、うまく行くと平行なループができてとても気持ちよい。シングルスペイは何度やっても飽きない。厚い流れではほとんど根掛かりもないので、ポリリーダーサーモン8ft/spFastに変更する。何年かまえにこの時期何度も大きなのが釣れた配色のイントルーダーに結び変える。強い流れに立ち込んで奥にできた流れの筋にラインを投げ込み、何度もメンディングしながら手前の筋との間を丁寧にトレースする。
半ば諦めもありつつ、今の状況をポジティブな表現にしたらどういう状況かな、とぼんやりしていたら、ドスンと根掛かりのようなあたりがきた。強い流れのなかで留まって首を振り、大きく竿をバウンドさせる魚。やっぱりいた。この瞬間が強烈に嬉しい。下流に走り出したりはしないが、底について離れない。絶対に獲りたい。ゆっくりと距離を詰めつつ下のたるみに誘導して、ランディングできた。

