二日目の夕方はOmarama streamへ。キャンプ場の裏の小川。ひとまたぎできるかのような流れなのだけれど、一番気持ちよく釣ることができた。
こんな牧場の中をゆったりと川は流れている。
40cm前後のブラウンが何匹もビーズヘッドのニンフを咥えてくれた。大きくジャンプをしたと思えば対岸の水草へ一直線に向かう魚、きりもみで上流に向かったと思えば下流へとダッシュする。どの魚もこの小さな流れでファイトの仕方をよく知っている。賢い鱒に感心する。日の長いニュージーランドの一日を堪能することができた。
一日目、二日目と予定通りに終えることができたのだが、目的のAhuriri riverは白濁り状態だった。ちょうど十勝川がダムの放水や雨の放水の影響で、2週間は濁りがとれないだろうというような状況と似ている。それでも4日目以降天候不順であることは天気予報からわかっていたので無理をして川辺に立つも、どうにもやりきれない気持ちだけが残る1日だった。ただ、川辺の風景は素晴らしい。ベストコンディションであれば川も抜群の流れであろうことは容易に想像できた。アクセスポイントもすぐにわかり、自分の事前調査は間違っていなかったと思う反面、自然条件だけはどうにもならないと思い知らされた。
絵葉書の中の風景を縫うがごとく道は続く。
結局滞在中にAhuriri riverの濁りがとれることはなかった。その分釣れる川や湖を探してよく走った。その中でもやっぱりOmarama streamがよかったように思う。その後この川ですら雨で泥濁りになるのだけれど、その前に雨の中半日かけてさぐった上流部。雷に怯えながらフッキングできたブラウンはニンフで2匹。抜群のチョークストリームを釣ることができて幸せだった。
水草のたなびく流れと羊と牧場。たまの晴れ間がなんとも美しく感じた。
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