2012年9月29日土曜日

Josh's AntiRevolution Spey Swivel 2

 台風が近づいている不穏な週末。あすの浜益川に備えて準備中。
さて、前回の投稿、言葉だけでは分かりづらかったと思うので、写真をとってみた。


 ①ブレイデッドライン ②樽型スイベル ③2mmの熱収縮チューブ


 ブレイデッドラインをスイベルの穴に通してボビンスレッダーで中に引き込む。

*注:この引き込み部分が強度に大きく影響を与えるとのご指摘がありました。可能な限り長く引き込むことが重要かと思います。


こんな感じね。



 もう一方も引き込んでループを作る。引き込み位置を微妙に重複させるように調整すると、仕上げ後に引き込み部分が弱くなることがない。




 引き込むときにはほぐれた部分を利用すると少ない力で引き込める。


 両方作る。その後瞬間接着剤を塗り塗り。


 接着剤が乾いた後、熱収縮チューブをかぶせる。これはアメリカバージョンにはない工夫。スイベルの金属部分の露出を可能な限り少なくすること、引き込み部分の摩耗を抑える役目がある。

 熱処理後。曲げた時に引き込み部分で急に折れることがない。そして結構固く仕上がっている。



完成。

 引っ張ってみた感じでは多分一番弱くなるのはスイベル部分。耐加重が記入されてあるので、各自のバッキングラインやリーダー・ティペットの強さよりも強くしておけばいいと思う。あまりサイズが大きすぎるとそれはそれでガイドに引っ掛かりやすい。春から試しているけれど、自分ぐらいの釣りの頻度で使用してみて川にラインを放流したことは一度もない。
 使用後はブレイデッドループや熱収縮チューブに摩耗がみられる時がある。消耗品であり、永久交換不要な品では決してないので、各自のチェックと自己責任の下でご使用ください。もし他にもここを改良すると具合がいい、とかありましたらぜひお教えください。

 ちなみに自分はモノフィラのランニングラインポンドを使用していますが、湖などでペリーポークを繰り返しても回転がもとでできる縒れはなくなりました。70を超える鮭とのファイトでも、カラフトの50m以上の疾走でもいまのところ不具合はでていません。課題は使用に伴う経時変化かな。
 

2 件のコメント:

  1. yusukeさん、こんばんは。
    ブログを引越しされていたんですね。リンク先を入れ替えておきました。
    いただいたサンプルを参考にして、私も自作してみましたよ。おかげで以前よりも少しランニングラインのヨレが少なくなったみたいです。
    以前からスイベルの使用に関してはラインのヨレ解消対策として気になってはいたのですが、なかなか踏み出せなくって・・・笑。
    今回、私はスイベルのNo.7を使いました。いくつか試作してみたのですが、中に入れ込むブレイデッドの折り返しの長さが短いと、やはり力を入れてテストしたらスポッと抜けてしまうものがありました。何となく北米サイトの商品のように、ブレイデッドループの折り返しが長い理由が分かったような気がします。
    トップガイドを通過する時、ガリガリッと擦れる音もしますが、まあ気にならない程度でしょうかね。

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  2. Yunさんこんばんは。
    ブログの件、ご案内遅くなりましてすいません。FC2がちょっと不便にかんじてきたもので移動しました。

    スイベルの件、試していただきありがとうございます。Yunさんは7番でしたか。気をつけるのはブレイデッドの折り込み部分の長さですね。強度に影響する部分でしょうから、大事なことと思います。
    トップガイドの音は確かにドキリとします(笑)。ガイドが壊れないことを祈るばかりでしょうか。個人的にはスカジットラインの接続部分よりはガイドに負担が小さいのではと思っているんですけどね。

    ご意見とても参考になりました。ありがとうございました。

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