2022年10月13日木曜日

秋ニジマス

この週末をフィールドに行かないと、きっと後悔する。
フライも巻いた。 作りかけのロッドが気になったけれど、車中泊の準備をして出掛けてみた。最低気温は4℃。一気に進んだ秋の気配で魚の反応は厳しいことが予想される。 やはりというか、初日はかすりもしなかった。産卵を控えた鮭のスレがかりすらも。 天気も暗いし、友人達も厳しい状況なので、一度は帰ろうかと思った。ただ、あまりにも釣れない。あえて居残ることにした。 夜の宴会で刺激的な話を聞きつつも、ここ二三日の厳しい状況に変わりはない。寒さで何度も目が覚めたこともあり、7時前にのんびりスタートにすることになった。コーヒーをご馳走になりながら、最後に残った友人にポイントのアドバイスをもらった。その上下は行ったことがあるが、そこにはまだ1度も入ったことがなかった。
多少の二日酔いもあり、岸際で鮭がざわつくこのポイントを流したら終わりにしよう。そんなことを幾度となく呟きながら下っていくと、プール開きの駆け上がり、ちょうど鮭の産卵床に差し掛かるところ。鮭ではない小気味よい当たり。小走りする魚はニジマスにちがいない。二日目にしてようやくまともなやり取りになった。
いちど釣れるとなんとなく釣れるパターンを感じられる。そのしたのプールで流し終わりリトリーブ後のヒットはジャンプ一発でバラシ。チビニジを追加したあたりで、友人からアドバイスがあった。「もう一度ながしてみたら?」 同じように流すが、今度はフライをオリーブのコーンヘッドに替えて。何回かのスレがかりのあと鈍重なアタリがきた。鮭のようなトルクに疾走感が加わった。間違いない。トロフィーだ。ハラハラ感はジャンプで見せた茶色の体色で確信を交えてさらに高まる。
ネットインできたとき、思わず叫んでしまった。こんな魚に逢いたくて何年も通ったんだ。 この一匹で満足して帰途についたが、道中昼から同じ場所に入った友人がにさらに大きなサイズをあげたとの一報が入った。祝福とともに、また行かなくちゃと次を考えてる自分。
52cm 
12'6"MKS#6/7 
command groove 350gr
10ft60gr type2
68.01-67.73

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