秋の最盛期に休みが取れる友人達がいつも羨ましかった。祭日絡みで四連休とか。いつも羨ましくおもっていたけれど、ふと自分の週末のシフトをみてたら休めることになっている。急かもしれないけれど、自分も秋休みを取ってみよう。もう興奮しかない。
みんなが働いている金曜日の朝早く現地へに向かうこととする。
この日に雨が降り出すとの予報があった。まだ間に合いそう。釣り下りを急ぐ。
久しぶりのポイントで45cmのアメマスが出てきてくれた。スイング後リトリーブ中にガツンときた。水面をゴボゴボとあらしたので少しだけ慌てた。無事ネットイン、久しぶりのアメマスとの出逢いがたまらなく嬉しかった。ただ、熊が出るとのことで昼間なのに何度も振り返りながらの釣りだった。
その後雨が降ったり放水で増水したりと、釣りにはなりづらい状況。それでも一人焚き火を楽しむ。
早々に釣りを終えてキャンプと焚き火としけこんだのは正解だったかもしれない。
車中泊の夜は長い。夜中ずっと雨を感じていた。案の定というか増水と濁りで目あての本流は釣りにならない。支流で鉢合わせた友人と話ながらふと気づいた。いつものダム湖はどうだろうか。
落ち葉も多くて釣りづらい。それでもティップに入ったヘッドが手元に届きそうなとき。銀色の魚がこたえてくれた。
ヘッドを抜くのに一回、ラインを整えるのにロールキャスト。ようやく三度目でキャストとなる。このリズムをつかんで程なくヒット。やはりリズムは大事だ。
秋の虹鱒に出会うのはなかなか難しい。今年ラストの虹鱒だろう。この44cmの魚との出逢いには感謝しかなかった。
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