2024年4月3日水曜日

ローウォーター

 最初に来たのは何年前だったろうか。初めての本流、初めてのダブルハンド。群れているアメマス。スイングでの釣り。人も多かったけど魚も多かった。オーバーヘッドの釣りのため河川林が鬱陶しかったけれど、その分町中にも関わらず自然の中で釣りをしている雰囲気がたまらなかった。増水や濁りがなければ行くと必ず釣れる毎年通う川だった。

ある年河川林がほとんどなくなった。隠れていたポイントが現れたりバックスペースが取りやすくなったものの、あの雰囲気がなくなってしまいなんだか悲しくなった。そして魚も急に薄くなったような気がした。

何度か通っても中々アメマスに会えなくなった。今年こそはと通うものの、釣れないものだから回数も減ってしまった。それでも来てしまう。さて今年はどうだろうか。

今年は3月に入って増水がほとんどない。もう末だというのにローウォーターの水位。これはかなり珍しい。いつも増水していると怖くて踏み出せなかった一歩が行ける。どこがブレイクラインかわかる。これは増水したときにも役立つだろう。せっかくなのであちこちまわってみる。

風はあまりない。寒さもほどほど。スプライスドジョイントにを振り回すテストには中々の条件である。


河川林も少しずつ戻ってきただろうか。ようやく人工物が隠れ始めている気がした。


もじりや魚の雰囲気は感じられない。全体トロンと平面な中、ブレイクラインを探しつつ、対岸にキャスト、じっとスイングを待っている間にモゾッときた。よく育った太いアメマス。
竿の弾力をフルに活かし、ジワジワと糸を巻き取る。強引な寄せはせず、魚の首振りからサイズを想像してニヤリとする。水面に姿を見せた水玉がアメマスを確信させる。
ようやくこの川で会えた。とても嬉しかった一匹。

翌日はバラシた魚が一度きり。帰りがけ、この時期には上にいないだろうと思いつつも、宿屋の主人の話を参考にしながら入ってみたポイント。ここでも会えたのは本当にラッキーだと思う。この時期この場所で何年も会いたかった魚に会えるということ。



バンブーロッドでお気に入りのリール。明るい天気と透明な水色から透明感を感じさせるフライセレクト。すべてはまった満足感。

今年の釣りがようやくスタートした。









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